空を飛んだ時計 テッラ チエロ マーレ

「大地・空・海」の3テーマから、飛行機や潜水艦をモチーフとした独自のクリエーションを展開する「テッラ チエロ マーレ」。今年イタリアと日本の歴史的な戦闘機をテーマにした時計が発表され、そのユニークな存在感に注目が寄せられている。

Photo akehiro Hiramatsu(digni) Text Aki Nogam

「大地・空・海」の3テーマから、飛行機や潜水艦をモチーフとした独自のクリエーションを展開する「テッラ チエロ マーレ」。今年イタリアと日本の歴史的な戦闘機をテーマにした時計が発表され、そのユニークな存在感に注目が寄せられている。

ZERO-SEN 自動巻、チタニウムケース、PVD加工(ケース径43㎜)、零戦艦上戦闘機の外板(日の丸部分)のプレート付、世界限定88本 864,000円
ZERO-SEN
自動巻、チタニウムケース、PVD加工(ケース径43㎜)、零戦艦上戦闘機の外板(日の丸部分)のプレート付、世界限定88本 864,000円

イタリア発信のウオッチブランド「TERRA CIELO MARE(テッラ チエロ マーレ)」。イタリア語で「大地・空・海」を意味する。この3テーマを軸に構成される時計は、実にバラエティー豊か。飛行機の計器をコンセプトにしたデザインや潜水艦のモチーフなど、いずれも男心をくすぐる、ミリタリー感あふれるラインアップである。

  • 「ZERO-SEN」のケースバック。バッグケースのスペースからは、内蔵のローターが動いているのを確認することができる。日本へのオマージュモデルということもあり漢字が施されているのがユニーク。 「ZERO-SEN」のケースバック。バッグケースのスペースからは、内蔵のローターが動いているのを確認することができる。日本へのオマージュモデルということもあり漢字が施されているのがユニーク。
    「ZERO-SEN」のケースバック。バッグケースのスペースからは、内蔵のローターが動いているのを確認することができる。日本へのオマージュモデルということもあり漢字が施されているのがユニーク。
  • 本物の零式艦上戦闘機の一部を使用したオリジナルプレート。日の丸部分に使用されていた、赤い塗装の外板が使用されている。3時位置に留められており、好きな時に眺められるのがうれしい。 本物の零式艦上戦闘機の一部を使用したオリジナルプレート。日の丸部分に使用されていた、赤い塗装の外板が使用されている。3時位置に留められており、好きな時に眺められるのがうれしい。
    本物の零式艦上戦闘機の一部を使用したオリジナルプレート。日の丸部分に使用されていた、赤い塗装の外板が使用されている。3時位置に留められており、好きな時に眺められるのがうれしい。
  • 3基のエンジンを積んでいたことから“3匹のネズミ”と呼ばれていたサヴォイア・マルケッティ SM.79。実際に使われていたエンジンパイプを用いたプレートにエングレービングを施して。 3基のエンジンを積んでいたことから“3匹のネズミ”と呼ばれていたサヴォイア・マルケッティ SM.79。実際に使われていたエンジンパイプを用いたプレートにエングレービングを施して。
    3基のエンジンを積んでいたことから“3匹のネズミ”と呼ばれていたサヴォイア・マルケッティ SM.79。実際に使われていたエンジンパイプを用いたプレートにエングレービングを施して。
  • ベゼルを回すことで巻き上げと時間調整を行うリューズレス仕様。ベゼルを3 ~ 4周回すだけでフルの巻き上げ状態になる。9時位置にあるレバーを解除することでベゼルを動かすことができる仕組み。 ベゼルを回すことで巻き上げと時間調整を行うリューズレス仕様。ベゼルを3 ~ 4周回すだけでフルの巻き上げ状態になる。9時位置にあるレバーを解除することでベゼルを動かすことができる仕組み。
    ベゼルを回すことで巻き上げと時間調整を行うリューズレス仕様。ベゼルを3 ~ 4周回すだけでフルの巻き上げ状態になる。9時位置にあるレバーを解除することでベゼルを動かすことができる仕組み。
  • 「ZERO-SEN」のケースバック。バッグケースのスペースからは、内蔵のローターが動いているのを確認することができる。日本へのオマージュモデルということもあり漢字が施されているのがユニーク。
  • 本物の零式艦上戦闘機の一部を使用したオリジナルプレート。日の丸部分に使用されていた、赤い塗装の外板が使用されている。3時位置に留められており、好きな時に眺められるのがうれしい。
  • 3基のエンジンを積んでいたことから“3匹のネズミ”と呼ばれていたサヴォイア・マルケッティ SM.79。実際に使われていたエンジンパイプを用いたプレートにエングレービングを施して。
  • ベゼルを回すことで巻き上げと時間調整を行うリューズレス仕様。ベゼルを3 ~ 4周回すだけでフルの巻き上げ状態になる。9時位置にあるレバーを解除することでベゼルを動かすことができる仕組み。

「テッラ チエロ マーレ」はエミリオ・フォンタナ氏とジョルジオ・ラトゥアーダ氏によるLA・FO・CE社が2001年に設立したブランド。現在日本やアメリカ、インドネシアなどの計6カ国で展開している。

今年同社が発表した新作は「空」を意味する戦闘機をテーマにしたモデル。一つは1930~40年代のイタリアで活躍した空軍機の「サヴォイア・マルケッティ SM・79」、そしてもう一つが日本人の私たちになじみ深い「零式艦上戦闘機」をイメージしたデザインだ。後者のいわゆるゼロ戦モデルは4代目となる現社長が、飛行機博物館で目にした機体からインスパイアーされたものであり、飛行機への深い愛から誕生した時計でもある。中でも白はく眉び なのが、この2本にあしらわれた3時位置のプレート。サヴォイア・マルケッティ SM・79モデルには同機の愛称でもあった〝3匹のネズミ〟を刻印した当時のエンジンパイプが、そしてゼロ戦モデルには同じく日の丸部分の外板を使用したプレートがあしらわれており、伝説の戦闘機をより身近に感じられる、非常に珍しい意匠が施されている。

また同モデルはレバリーリリースシステムというシステムを採用している。リュウズではなく、ベゼルを回すことで巻き上げと時間調整ができるという、何ともユニークな仕様だ。眺めているだけでも心が弾む、これら2本のタイムピース。自らの限界に挑戦してきた人々の、探求の足跡をも感じさせるクリエーションは、手に取る者の想像力を深く刺激してやまないに違いない。

※『Nile’s NILE』2015年7月号に掲載した記事をWEB用に編集し掲載しています

真のラグジュアリーとは何か

真のラグジュアリーとは何か

ラグジュアリーの定義が、音を立てて変わりゆく時代にあっても、最高峰のプロダクトを手にし、その圧倒的な美しさに触れる高揚感が、人生を鮮やかに彩る原動力であることを、私たちは知っています。
物質的な豊かさが、依然として私たちの精神を支える強靭な基盤であることに、言を俟ちません。
真の贅沢はそこから始まります。
アルゴリズムが弾き出す「正解」を疑い、自らの審美眼と直感で未踏の価値を切り拓く。
その「知的冒険」こそが、グローバリズム崩壊後の世界に残された、最後のラグジュアリーではないかと考えます。
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