いよいよ「最終疾走」が始まった我が国、そしてグローバル社会

時代を読む 第141回 原田武夫

時代を読む 第141回 原田武夫

この原稿は奈良ホテルの一室で書いている。かつて名女優オードリー・ヘップバーンが宿泊したという部屋を運良く確保でき、静かにPCに独り向かっている次第である。その直前に奈良を代表する人脈においてリーダーシップを担い続けてきた、この地における我がメンターにご面会させていただいた。豪放磊落そのものという我がメンターは開口一番、こうおっしゃった。「あぁ、もう15年近くになるね、貴方と最初に出会ったのは」

15年、20年という月日は確かに私たち人類にとって長い、長い時間である。しかしそれとて実は「ネズミの時間」なのかもしれない。神事の世界からのぞき見る時、この月日は「ゾウの時間」の尺度で測るべきであり、全くもって大したことのない長さのものなのかもしれない。いやもっといえば、そうした「ゾウの時間」で最初から決められていたのであって、そうしたいわば「お釈迦様の手の平の上」において、私たち全員がちょこまかと走り回るハツカネズミよろしく、もてあそばれていただけなのかもしれないのである。

いずれにせよ、2025年12月から我が国は「最終疾走」にその意味で突入した。そしてこの流れは新年2026年を突き抜け、ついには2027年にまで至ることとなる。今はただ、静かに「その時」を待つこととしたい。なぜならばそれこそが、ヒトができる唯一のことなのだから。

原田武夫 はらだ・たけお
元キャリア外交官。原田武夫国際戦略情報研究所代表(CEO)。情報リテラシー教育を多方面に展開。2015年よりG20を支える「B20」のメンバー。

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真のラグジュアリーとは何か

真のラグジュアリーとは何か

ラグジュアリーの定義が、音を立てて変わりゆく時代にあっても、最高峰のプロダクトを手にし、その圧倒的な美しさに触れる高揚感が、人生を鮮やかに彩る原動力であることを、私たちは知っています。
物質的な豊かさが、依然として私たちの精神を支える強靭な基盤であることに、言を俟ちません。
真の贅沢はそこから始まります。
アルゴリズムが弾き出す「正解」を疑い、自らの審美眼と直感で未踏の価値を切り拓く。
その「知的冒険」こそが、グローバリズム崩壊後の世界に残された、最後のラグジュアリーではないかと考えます。
Nile's NILE Digitalは、物質と精神、伝統と革新、都市の快楽と野生の回復――この相反する要素を「アンビバレンス」として愉しむ、選ばれた冒険者たちのためのプラットフォーム。
混沌を優雅にサバイブするための視座と、本物の体験へのアクセス権。
ここはまさにDesigning for the Exceptionalsの砦。
知的冒険者たちが集い、次なる航路を描くための、現代の港となります。

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